2歳児が謝らないにイライラ!でも実は謝らないのは当たり前だった!? | いつななブログ

2歳児が謝らないにイライラ!でも実は謝らないのは当たり前だった!?

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泣きながら敵意を向ける男の子の写真

2歳児が謝らないと、親としてはイライラしてしまうものです。

でも人の気持ちを考えて謝るということが発達段階ではとても難しく、2歳児が謝らないのは、実は当たり前のことなんです!

この記事では、2歳児が謝らない理由や、ついついイライラしちゃう親の対応についてNG行動とOK行動に分けて詳しく解説します。

2歳児が謝らないのはなぜ?

発達段階のイラスト

2歳児が謝らない理由は、発達段階が大きく関係しています。

自己肯定感を高める時期

子供たちは生後9か月頃から「自我が芽生え」、2歳前くらいから始まる「自己主張」という2工程を経て、自己肯定感を高めていきます。

2歳児の子供はとにかく自己主張を繰り返し、したいことをひたすら繰り返す時期です。

「したいことをする」だけの時期で、まだ、謝るということを受け入れられる時期ではないんです。

したいことをするなかで徐々に‟してはいけないこと”‟謝ること”をこれから学んでいくんです。

4歳頃にようやく「悪いことをしてしまった」→「謝る」ということが出来るようになると言われています。

言葉の発達

2歳児は言葉の発達が著しく、単語や簡単な文章を理解できるようになります。

しかし、まだ抽象的な概念を理解するのは難しいです。

感情の理解

〇〇ちゃんは叩かれたらいたいよね

などの人の感情を理解するということは、実は脳の機能としてはとても高度な機能なんです。

人の感情を理解することが出来るようになり始めるのは、4歳頃からと言われています。

さらにてぃ先生によると、人の感情を察して、上手に扱えるようになるのは早くて小学校の高学年ころからということです。

なので、2歳児が人の感情を理解して、謝るというのは到底無理なことなのです。

2歳児が謝らないにイライラ!上手な対処方

仲良く笑顔で過ごす親子の写真

では謝らない2歳児にはどう対応したらいいのでしょうか?

NG行動とOK行動に分けて詳しく解説していきます。

3つのNG行動

ついついやりがちな3つのNG行動は避けていきましょう。

とにかく否定する

叩いたらダメだよ!

など、「とにかく否定する」ことはよくありません。

自分を否定されたということだけが頭に残り、話を聞かない脳になってしまいます。

さらに、この時期に高めたい自己肯定感も下がってしまいます。

ごめんなさいを強制する

イライラしちゃったり、相手の親の顔色をうかがって、ついついやってしまいがちなのですが、

ごめんなさいは?

と、謝ることを大人が強制することはよくありません。

まだ謝ることが出来なくて当たり前の時期なので、大人が無理に謝らせることは逆効果です。

相手の気持ちを考えさせる

お友達叩いたらいたいよね?

おもちゃをとられたら悲しいよね?

などと相手の気持ちを考えさせるのは到底無理な時期なので、まったく理解できません。

3つのOK行動

OK行動を続けていくことで、謝るということやいけないことを徐々に理解することが出来るようになります。

親が謝る

相手がいる場合、まず親が謝っちゃいましょう。

その後、子供が謝るかは強制せず、その子に任せましょう。

それでは謝らない子になるのでは?

と心配になってしまうかと思いますが、まだ今はわからなくても親の行動を見て、時期がくれば徐々にわかるようになっていきます。

「ごめんなさい」と言えば許してもらえるということを経験的に学んでいくことが大事です。

理由を聞く

おもちゃをとられて嫌だったんだね

など、まず子供の気持ちを代弁し、聞いてあげましょう。

2歳頃の子供は、言葉が多少話せるようなっていたとしても、まだまだ自分の感情を言葉で表現するのは難しい時期です。

そのため、嫌だということを表現するために言葉より先にすぐに手が出るなどの2歳児の行動は当たり前なのです。

そこをまず理解してあげましょう。

いまダメだったことだけを教えてあげる

まず、気持ちを理解してあげた上で、いま何がダメだったのか、どうすればよかったのかを教えてあげましょう。

ついついやりがちな、

こないだもいったよね?

などと過去のことまで言われてしまうと、子供は何を怒られているのかわからなくなってしまいます。

2歳児が謝らないにイライラ!まとめ

2歳児がかたくなに謝らないとついついイライラして「ごめんなさいは?」と言ってしまいがちですよね。

でも、2歳児の発達段階を理解すれば、2歳児が謝れないのが当たり前だということがわかり、ママの肩の荷も下りたのではないでしょうか?

謝ることが出来ない子になるのではないかと心配になるとは思いますが、子供は教えなくても自ら学ぶ存在であると専門家もおっしゃっています。

子供の力を信じて、できる対応をやっていきましょう。

ママと子供たちが笑顔で過ごせる時間が増えますように。

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