うちの子、すぐ手が出てしまう
お友達をたたいたり、おもちゃを奪ったりして困ってる
言葉より先にすぐ手が出る子供の行動は、多くのママを悩ませる問題です。
しかし、2歳児が言葉より先にすぐ手が出る理由は、決して悪意からではありません。
言語機能がまだ発達していないために、先に発達した運動機能を使って気持ちを表現しているだけなんです。
また、言葉で気持ちをまだうまく伝えられないという理由以外にも、感情のコントロールが難しい、周りの反応を確かめているなど、様々な理由が考えられます。
大切なのは、子供の気持ちに寄り添い、適切な対応をすることです。
この記事では、2歳児が言葉よりすぐ手が出る理由と、親がすべき対処法について詳しく解説します。
愛する我が子が優しい子に成長できるよう、一緒に原因を探り、解決策を見つけていきましょう。
すぐ手が出る子供!2歳児が言葉より先に手が出る理由
言葉で上手く伝えられない
2歳児は多少しゃべれるようになっていたとしても、言葉で自分の感情を人に伝えることがまだ難しいです。
欲求や不満を言葉で伝えることが難しいために、「いたい」「いやだ」という気持ちを表現するために、先に発達した運動機能を使って、手が出てしまうということは当たり前なんですね。
そもそも2歳児は「まわりの物はすべて自分のものだ」と思っていて当然の時期ですし、まだお友達と一緒に遊ぶ時期ではないんです。
お友達と一緒に遊ばせたい!遊んでほしい!と思う気持ちは私もそのころ思っていたのですごくよくわかりますが、それが逆にこの時期の子供にはストレスになってしまうということもあります。
無理に一緒に遊ばせようとするのではなく、できるだけ違う遊びに誘導するようにできると良いですね。
感情のコントロールが難しい
2歳児はまだ、感情のコントロールがまだうまくできません。
怒りやイライラを感じた時に、すぐに手が出てしまうということがあります。
周りの反応を確かめている
2歳児は、周りの人の反応を確かめて、自分の行動を学んでいます。
ここまではやっていいのだな、これはやってはいけないことなのだなと学んでいる真っ最中です。
もちろん一度では学習できませんので、何度も同じことを繰り返していしまうということはあります。
ですが、本当にびっくりするくらいよく周りを見ています。
ママやパパはついついたたいていませんか?
ママやパパがしつけのためにたたいていると、「暴力は悪いことではない」と学んでしまうことがあります。
甘えたい気持ち
たたくと注目してもらえるという経験から、たたいてしまうということもあります。
このような癖がついてしまうと直すまでに時間を要します。
そうならないために、甘えたい気持ちからママやパパをたたいてしまったときには大きなリアクションをしないようにしましょう。
すぐ手が出る子供!2歳児に親がすべきこと
衝動的にたたいてしまった場合とふざけてたたいてしまった場合で対処法が異なります。
衝動的にたたいてしまった場合
衝動的にたたいてしまった場合は、何かしら理由があるはずなので、そこを理解して対応していきましょう。
落ち着いて対応する
慌てずに落ち着いて、まずママが相手の子に謝るようにしましょう。
子供に無理やり謝らせるのはNG!
何が悪いかわかっていない子供に無理やり謝らせるのはよくありません。
それでは謝らない子になるんじゃないかと心配かもしれませんが、大丈夫です。
ママが謝る姿を見て、学んでいます。
言葉で気持ちを代弁してあげる
言葉で伝えられなかった気持ちを代弁してあげましょう。
このおもちゃであそびたかったんだね?
おもちゃをとられて嫌だったんだね。
なにか理由があるはずなので、理由を聞いてあげましょう。
そうすることで「ママはぼくの気持ちをわかってくれた」と安心します。
これだけですっと気持ちが落ち着くこともありますよ。
代替行動を教える
かしてっていえばよかったんだよ
かえしてっていえばよかったんだよ
など、叩かずにどうすればよかったのか教えてあげましょう。
すぐにできるようになるわけではありませんが、きちんと学んでいます。
何度も伝えるようにしましょう。
環境を整える
また、この時期の子供はお友達とまだ一緒に遊ぶような時期ではないので、できるだけ同じものをそろえておく、同じものを選ばないように促すなど、環境面でも叩かなくていいようにするといいでしょう。
わたしもこの時期は、「せっかくなら一緒に遊んでほしい」と思っていたのでよくわかるのですが、無理に遊ばせる必要がない時期だったんですね。
それぞれ好きなことをさせてあげる、同じものを選ばないようにさせるのが正しい行動でした。
笑いながらふざけてたたいた場合
笑いながらふざけてたたいた場合は、注目されたい、かまってほしいという気持ちの表れですので、過剰に反応しないというのがポイントです。
まず、静かなトーンで
叩いたら痛いよ、ママかなしいよ
と伝えましょう。
それから、
叩くんじゃなくて、今度からつんつんってしてみてくれる?
など、どうすればよかったのか教えてあげましょう。
すぐ手が出る子供!2歳児まとめ
2歳児のすぐ手が出る理由は、様々考えられます。
まずは、子どもの気持ちを理解し、共感を示すことが大切です。
そして、言葉で気持ちを伝えたり、代替行動を教えたりすることで、攻撃行動を減らすことができます。
また、この時期の子供は無理に一緒に遊ばせない、取り合いにならない環境をつくるなどもお互いのストレスをなくすひとつの方法です。
参考にしてみてくださいね。
ママたちの心配やストレスがひとつなくなりますように。
コメント