「なぜなぜ期」と言って、3歳頃になると、周囲の世界に興味津々で、目に見えるものすべてが不思議で‟これはどうなっているんだろう?”‟なんで〇〇なんだろう”と思い、「なんで?」と質問攻めにしてくることがあります。
しかし、親にとっては、同じ質問を何度も何度も繰り返されると、イライラしてしまうし、疲れちゃいますよね。
さらに2歳頃の「これなに?」と物の名前をしつこいくらい質問攻めにしてくる命名期とは違い、「なんでこれはひこうきなの?」など答えが明確にないことや「なんで車ははやくはしれるの?」など答えるのが難しい質問が増えてくるので、ママたちにとっても悩みの種です。
実際に我が家も、
みてみてー!くるまかいたよ!
ほんとだー!上手にかけたね!
なんでくるまなの?
え…
こんな感じで答えられない質問が多く、かなり困りましたし、毎日質問攻めで答えるのに疲れました。
今思えばこの質問にも答えられるんですが、当時はあまり知識もなく、
そういわれても…書いたのななちゃんだよね…
と返すのが精いっぱいでした。
この記事では、3歳児が「なんで?」と質問を繰り返す理由と、何度も繰り返される「なんで?」に親が上手に対応する方法をご紹介します。
3歳児の「なんで攻撃」が疲れる!質問をしつこく繰り返す理由
ではなぜ、3歳頃になると「なんで?」「なんで?」とママが疲れるくらい質問してくるようになるのでしょうか?
それにはこのような理由がありました。
好奇心旺盛
子供は生まれてから急激に脳神経が成長し、3~4歳までに80%完成すると言われています。
そのため、この時期の子供は生きるために必要な情報をたくさん吸収しようと、周囲の世界に興味津々で、あらゆるものを知りたいという気持ちでいっぱいです。
2歳のころは「これなに?」と聞くことで物の名前を理解し‟単語”を増やしていきます。(命名期)
そして、たくさんの‟単語”を覚えた3歳児は、さらに深い物事の意味や仕組みを知りたいと思うようになり、「なんで?」「なんで?」と聞いてきます。
この時期にしっかり質問に答えていくことで、その後成長したときに、お勉強を頑張る基礎が出来ますし、探求心を育てることが出来ます。
いつか必ず終わりがくるものですので、ほんとにとっても大変なのですが、しっかり対応していきたいものです。
コミュニケーション手段
「なんで?」という質問は、親とのコミュニケーション手段の一つでもあります。
「なんで?」と聞くことによって、ママとお話することを楽しんでいます。
そのため、ママの答えが気に入ると、何度もその話を聞きたくなって何回も同じことを聞いてきたりします。
何度も聞いてくると大変なんですが、
ママの答え気に入ってくれたんだな
と思ってイライラせずに答えてあげられるといいですね。
子供って気に入った絵本は何度も何度も聞きたいと言ってきますよね?
なのでそういう場合は何度も聞いてきても同じ答えを求めているので毎回同じ答えでOK!
もし納得いっていないようで何回も聞いてくる場合は、以下を参考に違う答え方をしてあげてくださいね!
3歳児の「なんで攻撃」が疲れる!親が上手に対応する方法
3歳児の「なんで?」攻撃にはどのように答えればよいのでしょうか?
いくつか方法をご紹介しておりますので、3歳児の「なんで?」攻撃に疲れちゃったママたちは、これらを参考に上手く対応してみてくださいね!
イライラせずに、すぐに答える
3歳児の質問には、大変ですが、イライラせずに、丁寧に答えることが大切です。
この時期の質問に答えることで、将来のお勉強に対する意欲や探求心に影響しますから大切にしたいものです。
また、子供はコミュニケーションとしても「なんで」と聞いてきています。
そのため、わかってもわからなくても後回しにするのではなく、すぐに答えてあげることが大事となってきます。
たくさんの質問の可能性を考える
3歳くらいだとまだまだ頭の中の考えを文章にするのが上手ではありません。
そのため、
なんでくるまなの?
と聞いてきた中には、
なんでくるまなの?
(なんで車ははやいの?)
なんでくるまなの?
(なんで車はこんな形なの?)
このような質問が隠れている場合があります。
質問内容に困った場合や、答えに納得していない場合には様々な隠れた質問の可能性も考えて答えられるといいですね!
子供本人を答えの中に含ませる
なんで車ははやいの?
ななちゃんが早くばあばの家にいけるようにじゃないかな?
難しい質問には難しい仕組みなどを難しい言葉で答えるのではなく、答えの中に本人を含ませることで、子供が答えに納得しやすくなります。
一緒に考える
なんでだと思う?
わからない場合や、何度も聞かれて大変な場合は、子供に聞いてみるのも一つの手です。
子供と一緒に考えることで、子供の思考力や想像力を育てることができます。
その際には、子供の答えが的外れな答えだったとしても、
そうかもしれないね。すてきな答えだね!
といったように、子供の答えを笑ったり、否定したりしないようにしましょうね!
否定されると
せっかく考えたのに、もう考えたくない!
となってしまいますから、否定はしないようにしましょうね。
絵本や図鑑を活用する
絵本や図鑑を使って、質問に答えるのも効果的です。
実際に目で見て触れることで、子供はより理解しやすくなります。
図鑑などがない場合はスマホやタブレットで調べるのもいいですよ!
うちは2歳の時に本屋さんに行ったときに「これ欲しい」と言われて「読まんやろう~!」と思いながら買ったらめちゃくちゃ読んでて大活躍!
一番伸びる時期にいい買い物したと思っています!
毎年、電車→乗り物→魚→深海の生物→危険生物と買い足して(すべて子供に選ばせてます)、めちゃくちゃ活躍しています!
大人も「へぇ~!知らなかったー!」と勉強になりますし、特にこの好奇心旺盛の時期にあると探求心を伸ばせるのでおススメですよ!
うちは最初に買った図鑑MOVEで揃えていますが、
図鑑Neoも人気ですよね!
我が家はMOVEが見慣れているせいか、一度Neoも買ってみましたが、MOVEの方が好きでした(子供は特に気にしてなさそうですが…)。
3歳児の「なんで攻撃」が疲れる!まとめ
3歳児の「なんで?」という質問は、子供の成長の証です。
イライラせずに、上手に対応することで、子供の好奇心や思考力を育てることができます。
いつか必ず終わりがくるものです。
1年後には「あのころは大変だったな。懐かしい!」と思えるはずですよ!
子供たちはあっという間に成長してしまいます。
大変だとは思いますが、楽しみながら過ごせるといいですね!
疲れちゃったママたちが子育てを楽しめるヒントになれば幸いです。
子供とママたちが笑顔で過ごせる時間が増えますように!
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